更年期を乗り切る ホメオパシーでは健康をどう考えるか その２
ホメオパシーでは健康であるために三つの条件をあげています。それはまず第一に適応力Adaptability、第二に創造性Creativity、第三に関係性Connectionです。ACCと覚えましょう。第一の適応力とは人が環境の変化にいかに適応できるかということです。人が生きる世界では常に環境が変化しています。けっして同じ状態が続くのではありません。刻々と変わってきます。一般にこの変化は困難な事が多いのが普通です。いわゆる頭の痛い事柄です。いかにその変化にじょうずにadaptつまり適応でき乗り切っていけるかということです。一般に変化にチャレンジして乗越える人、色々調整しながら対応する人、これらの人は何とか環境変化に対応していきますが逆に諦めて自分から引いてしまう人などの対応不能の例もあります。第二の創造性、creativityとは常に新しいことにチャレンジするということです。新しいことに挑戦し自分の生きる世界を広げていく。新しい趣味に挑戦するなどです。そして三番目の関係性とは常に他の人とつながっているということです。簡単にいうと悩み事を相談できる親しい友人がいるということです。何か困ったことがあった時に相談できる友人は必要ですね。この関係性が完全に欠如した状態がいわゆる引きこもりです。親しい友人が大勢いて、常に新しいことに挑戦し、困難に対応できる精神力。この三つがそろっていれば完璧です。一つ足らなくて二つでもまたたった一つだけでもあればある程度は心の健康は維持できるでしょう。さてあなたはいくつありますか。
ところでこの三つはどちらかといえば心の健康です。人は心と体がひとつになっていて分離できないというのがホメオパシーの基本的な考えです。したがってホメオパシーではレメディを選ぶ時も体の症状だけでなくかならず患者さんの心の状態をも考慮します。この点が現代西洋医学と大きく違うところです。ではからだの健康はどのようにすればいいのでしよう。
